このページではCentOSインストールした後の自宅サーバー通信状態の確認方法などについて初心者/ビギナー向けに解説します。
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CentOS4.8インストール後の設定

インストール後の設定

ログインシステムの変更

ユーザーアカウントの作成

X-Windowと通信の確認

簡易テキストエディタ"nano"

ネットワークの詳細設定

日本語文字セットの設定

sshクライアントの導入

yumによるアップデート

不要デーモンの停止

公開のためのルーター設定

ダイナミックDNSの登録と設定

ダイナミックDNSの自動更新


X-ウインドウの起動とブラウザ操作

この コンテンツ の目的は言うまでもなく 公開サーバー の構築です。

しかしここでは通信状態の確認を兼ねて CentOS4 GUI 環境である X-Windowシステム を起動してみましょう。

要領はとても簡単です。自分の ユーザーアカウント 構築中のLinuxサーバー システムに ログイン して、 startx Enter とタイプするだけです。

[tanaka@web1 ~]$ startxEnter

しばらく待つと、画面がCentOS4の標準デスクトップ環境である GNOME に切り替わるはずです。

では早速、通信状態を確認してみましょう。

画面左上の地球型のアイコンを左クリックすると、 Webブラウザ である "FireFox" が起動します。 基本的な通信環境 とCentOS4の インストール時の通信設定 に誤りがなければ、次のようなコンテンツが表示されるはずです。

GNOMEの基本的な操作は WindowsOS と良く似ています。適当にいじっていればすぐに慣れますので気楽に操作してください。

次に、このウインドウの左上の CentOS ボタンを左クリックしてみてください。CentOSのホームページが表示されるはずです。

このとき、 "FireFox" のアドレスバーの表記が、インターネット空間上の HTTP コンテンツを示す http://www.centos.org/ になっていることに注意してください。

当たり前のことですが、この画面のデザインは変更になることがあります。

これらの画面が表示されれば、 構築中のLinuxサーバー の基本的な通信環境は出来上がっていると思って間違いありません。

もちろん、それは クライアント機 として使用するには「OK」という環境であって、 構築中のLinuxサーバー サーバー機 として機能させるためには、更にいくつかの追加設定を行う必要があります。

しかしながら、この段階で基本的なインターネット接続が行える環境にあれば、もう大きなヤマは越したようなものです。

しかし、この画面がいつまで経っても表示されなかったり、以下のような「接続不可」を意味するメッセージが表示される場合は、通信に関してどこかに不完全な部分があるはずです。

X-Window を終了するには、左上の "アクション" メニューを左クリックしてプルダウンメニューを開き、一番下の "ログアウト" を選び、表示される ダイアログ から "ログアウト(L)" を選んで "OK(O)" ボタンを左クリックします。
また、このダイアログから、 "シャットダウン(U)" "コンピュータの再起動(R)" を実行すると、システムに不具合が起こることがあるようです。これらの操作は、面倒でも一度 X-Window からログアウトしてから、 poweroff reboot コマンド で実行することをおススメします。

「きちんと設定したはずのに通信がうまくいかない」というのは決して珍しいことではありません。そしてそれは他愛のないケアレスミスによるものがほとんどなのですが、多くの場合はその原因を難しく考えすぎてしまうものです。

ただ、ここで通信ができなければ先に進んでも仕方がありませんので、通信のしくみをもう一度おさらいしながら解決していきましょう。

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通信トラブルの解消方法

1.NICのデバイスドライバのインストール

CentOS4 インストール のステップで、CentOS4のインストーラが NIC を正しく認識できなかった場合 CentOS4のネットワークの設定 マザーボード やNICに付属している デバイスドライバ を導入する必要があります。

そしてそういうケースでは、CentOS4のインストール作業中にはネットワーク関係の設定を行うことができず、設定のステップを飛ばされているはずので、デバイスドライバの導入の後に改めて通信設定を行う必要があります。

LinuxOS へのデバイスドライバのインストールは、WindowsOSのように「マウスで楽々」という訳にはいきません。とにかく、訳がわからなくても構いませんので、正確にマニュアルどおり(大抵は英語ですけど)に作業してください。それでなんとかなります。

その手順や方法は、NICのメーカや機種によって異なりますから、NICに付属のマニュアルに従ってインストールしてください。

ただ、NICの多くは WindowsOS での利用が前提となっていますので、市販されているNICにWindowsOS用以外のデバイスドライバが付属しているケースは稀です。

例えば、NICの製品そのものには付属していなくても、メーカーのwebページ上からデバイスドライバを ダウンロード できる場合がありますし、個人の コンテンツ を探せば、そのNICをLinuxOSで使うための情報が得られることもあるでしょう。こういう作業はいろんな意味で勉強になりますから、製品にデバイスドライバが付属していないからといって簡単にあきらめないほうがためになります。

正確にいうと、CentOS4の起動時に デフォルト で実行される kudzu というプログラムが、新しく追加されたデバイスや取り外されたデバイスを検出し、オペレーターに通知して設定を促します。

さて、後からデバイスドライバをインストールしなければならないNICの場合、大抵はデバイスドライバのインストール後に reboot コマンドなどで ホスト機 を再起動して、NICをCentOS4に認識させる必要があります。

CentOS4はシステムの起動中に利用可能な新しい デバイス を検出すると、そのデバイスを利用するか否かの問い合わせをしてきます。

以下は、デバイスドライバがインストールされ、NICがCentOS4に検出されたときの画面です。

このまま30秒経ってしまうと、検出されたNICには何の設定も行われずにCentOS4が起動してしまいますので、この間に何かキーを押します。すると、NICの設定作業の選択画面が表示されます。

そのまま(Configureが選択されたまま) Enter を押すと、NICの設定画面になります。

この設定パートで行うことができるのは、ホスト機の IPアドレス サブネットマスク ゲートウェイアドレス と、一つの DNSサーバー だけです。つまりこれらは必要最低限の設定ですから、 ホスト名 や複数のDNSサーバーを指定する場合は、後から再設定することになります。

入力する場所を TAB キーで移動させて、必要な設定 ネットワークの計画 CentOS4のネットワーク設定 をタイプしてください。DNSサーバーは、 ISP から指定されている二つのDNSサーバーのうち、どちらか一つを設定します。

入力場所を移動するときに、妙な値が勝手に表示されることがありますが、大した意味はありませんので気にせずに訂正してください。

設定値をタイプしたら、 TAB キーでカーソルを "OK" に移動し、 Enter キーを押すと、設定値が有効になってCentOS4の起動が再開されます。

無事CentOS4が起動したら X-Window を起動し、もう一度 "FireFox" を開いてインターネットへの接続を試してみてください。

2.接続可能な他のホスト機と繋ぎ換えてみる

まずは念のため、同一の ルーター の配下にある、 WindowsOS などの他のOSが稼動してる ホスト機 からインターネットに接続できるかどうかを確認してみてください。

そもそもこの コンテンツ では、 「既にインターネットに接続できている サブネット 内に新しいホスト機を サーバー機 として追加する」 という手順になっているはずですから、それに従っていれば改めて確認する必要はないかもしれません。

もし、他のホスト機がきちんとインターネットに接続できるのであれば、

WAN モデム装置 ( ONU ADSLモデム など)⇔ルーター⇔ ハブ UTPケーブル ⇔ 使用中のホスト機

までの経路はOK、ということになります。

という訳ですから、正常にインターネットに接続できているホスト機からUTPケーブルを抜き、 構築中のLinuxサーバー に接続しているUTPケーブルと繋ぎ換えてみてください。

もしも、これで正常に接続できるようであれば、最初に使用していたUTPケーブルの不良、あるいはUTPケーブルが接続されていたコネクタ部分の不良などの、 物理的な接続のトラブルがあった 、ということになります。

UTPケーブル自身の断線というのは滅多にありませんが、例えばUTPケーブルとソケットを固定するためのツメが甘かったり、プラグやソケットにゴミや埃が詰まっていたりして接触不良を起こすというのは珍しいことではありません。

また、最近のUTPケーブルは細いものが多く、 RJ-45 と間違えて RJ-11 を使ってしまっていた、というような「うっかりミス」もあるかもしれません。

3.NICの設定のチェック

もし、この「 UTPケーブル の繋ぎ換え」でもうまくいかない場合、問題は 構築中のLinuxサーバー 側に存在することになります。

しかし、 CentOS4 インストール 時のネットワーク設定 CentOS4のネットワーク設定 、 あるいはこのセクションの前のパートで説明した NIC の設定を実施することができていれば、NICは ハードウェア レベルでは正常に認識され、同時に OS レベルでも正常に動作している訳ですから、設定時に誤りがあったと考えて間違いありません。

まずは、現在 構築中のLinuxサーバー のネットワーク設定を確認してみましょう。

X-Window の左上の "アプリケーション" メニューを左クリックしてプルダウンメニューを開き、 システム設定 ネットワーク とたどって左クリックしてください。

すると、次のような ダイアログ が表示されるはずです。

もし予め、 "root" アカウント ログイン した後に X-Window を起動していれば、このダイアログは表示されません。

ネットワークの設定は、CentOSのシステムにとって非常に重要なものですので、一般 ユーザーアカウント である "tanaka" でログインして設定の変更を行う場合は、ここで "root" アカウントのパスワードを入力する必要があります。

入力したら OK(O) を左クリックしてください。 "ネットワーク設定" のウインドウが表示されます。

ここでは、 デバイス 名として "eth0" が一つだけ上のように表示されているはずですので、これをマウスで選択して 編集(E) ボタンを左クリックしてください。すると、以下のような設定ウインドウが表示されます。

ここで、

"コンピュータの起動時にデバイスを起動(A)"が チェックあり

であることを確認し、チェックが入っていなければチェックを入れてください。

これが有効になっていないと、ホスト機の起動時にNICが動作せず、ホスト機の起動の度に手動で動作させなくてはならなくなります。

また、

"全てのユーザーにデバイスの有効化と無効化を許可(u)"が チェックなし

であることを確認し、チェックが入っていればチェックをはずしてください。

これが有効になっていると、一般のユーザーアカウントでもNICの動作を停止したり、稼動したりできるようになってしまうので、システム管理上好ましくありません。

そして、

"固定のIPアドレス設定"が選択されている

ことを確認して、正しい値に設定されていること ネットワークの計画 CentOS4のネットワーク設定 を確認して、間違っていれば修正してください。

作業が終わったら、 OK(O) ボタンを左クリックしてウインドウを閉じます。

引き続き、 "ネットワーク設定" のウインドウから、 DNS(N) のタブを選ぶと、次のように ホスト名 DNSサーバー の設定が表示されます。

CentOS4のインストール後にNICの デバイスドライバ を導入した場合、ホスト名は "localhost" 、DNSサーバーは一つしか指定されていないケースがあります。その場合は、ここで修正または追加を行います。

ここも同様に ネットワークの計画 CentOS4のネットワーク設定 を確認し、必要ならば修正してください。

CentOS5で
サーバー構築なら
これがベストかな?

修正が終わったら、ウインドウのメニューから ファイル(F) を左クリックし、 保存(S) を選んで修正した設定を保存してください。

すると、保存確認の確認のダイアログが表示されますので、 OK(O) を左クリックしてください。

おそらく、 X-Windowシステム テキスト 表示に関する翻訳が不十分なためだと思われますが、CentOS4の GUI 操作では、このように意味の解りにくいダイアログが結構表示されます。

内容が保存できたら、ウインドウのメニューから ファイル(F) を左クリックし、 終了(Q) を選んで設定ウインドウを閉じてください。

ただし、この段階ではまだ修正されたネットワーク設定は有効になっていませんから、一度システムを再起動してください。

そして 構築中のLinuxサーバー が起動したら再び X-Window を起動し、 "Mozilla" を開いてインターネットへの接続を試してみてください。

4.その他のチェック項目

この段階でもまだネットワークへの接続がうまくいかない場合には、次の点を確認してみてください。

1. 構築中のLinuxサーバー システムに設定した IPアドレス が、他の ホスト で重複して使用されていませんか?。

同一の サブネット には、同じIPアドレスが存在してはいけません。サブネット内の他のホストのIPアドレスをもう一度チェックしてみましょう。

2. ルーター に設定した DHCPサーバー の割り当て範囲のIPアドレスを間違えて 構築中のLinuxサーバー システムに設定していませんか?。

もう一度ルーターの設定を確認してください。意外に多いミスです。

3.ルーターの「特殊な設定」に引っかかっていませんか?。

ルーターの中には、 WAN 空間へのアクセスを制限するIPアドレス範囲を指定できるものや、独自のファイヤーウォール機能をもっているものなどがあります。

もちろんそれらは、ルーターのメーカーが セキュリティ のためなどで設ける設定項目なのですが、この機能に引っかかっていることも考えられなくはありません。

通常、そういう特殊な機能は デフォルト では有効にならないので、新品のルーターを使用する場合にはまず問題にはならないでしょう。

しかし例えば中古のルーターなどは、前のユーザーがそういう特殊な設定を施していることも有り得ますので、そういう場合には一度ルーターの設定を完全にクリアしてから使用しなければならないかもしれません。

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TCP/IPに「不思議」はありません

ここまでチェックを行えば、 構築中のLinuxサーバー は間違いなくインターネットに接続できるようになります。

TCP/IP は、今や世界のネットワークの基幹ともいうべき技術ですから、一般的な クライアント OS のように、不具合を抱えたまま実用に供される、ということはありません。

つまり、「どういう訳だかうまく繋がらない」という事態に直面したときは、 OS の不具合や ホスト機 の故障を疑うより前に、もう一度基本的な設定や配線を再確認してください。

ルーター にしろホスト機にしろ、ネットワーク関係の設定はどれも単純ですが、意味を理解しにくい 「数字」 が中心なのでどうしても間違いが起こりやすく、接続する線の数も多いので配線ミスなども起こりがちになります。

ところが、もしそういう「ケアレスミス」に気が付かないと、例えば、

「何か自分では理解できないような高度に技術的な問題が起こっているのではないか。」

という見当違いの方向を模索しがちになります。

あるいは逆に、 「やっぱり自分には無理かな...。」 と匙を投げてしまいたい気持ちになるかもしれません。

ただ、諦めずに続けていれば、自然と身に付いてしまうのがTCP/IPですから、あせらず急がず、じっくりと構えて取り組みましょう。

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