このページではCentOSインストールした後の自宅サーバーで行うユーザーアカウントの作成について初心者/ビギナー向けに解説します。
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テキスト形式でのCentOS4へのログイン

では改めて、テキスト形式でのログイン待ち画面から ログイン してみましょう。

GUI のログイン画面とは全く趣きが異なりますが、ログイン操作は全く同じです。

ユーザーアカウント 名として root とタイプして Enter を押すと、次のようにパスワードの入力画面になります。

ここで、CentOS4のインストールのときに設定した "root" のパスワード CentOS4のルートパスワードの設定 をタイプし、 Enter を押してください。

パスワード入力時は、タイプした文字はエコーバックされない(画面に表示されない)ので、キーボードの故障と勘違いしないようにしてください。

ユーザーアカウント名 "root" とそのパスワードに誤りがなければ次のような画面になるはずです。

これで、 "root" アカウント によるログインが完了しました。

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"root"アカウントの危険性について

ここで早速操作開始、と行きたいところですが、その前に自分用の 一般 ユーザーアカウント を作成しましょう。

一般的に UNIX 系の OS を扱う場合には、

「必要なとき以外には"root"アカウントで操作するべからず。」

という鉄則があります。

WindowsOS MacintoshOS などの クライアント 向けのOSの場合でも、一応のところは、

「通常は"制限ユーザーアカウント"で ログイン (ログオン)して作業し、 アプリケーション インストール やシステムを変更する場合にのみ"管理ユーザーアカウント"でログインすること。」

とい使い方が推奨されています。しかし現実には、「いちいちログインしなおすのが面倒くさい。」という理由で、常に"管理ユーザー ( CentOS4 における"root"ユーザー) "で使用し続けている方が大部分ではないでしょうか。

もちろん、クライアントOSには、不慣れな初心者でも "管理ユーザー" として安心して扱えなければならないという「宿命」があるからです。

もっとも、そういった商用のクライアント向けOSの場合には、利用者がそういう使い方をするであろうことはメーカーも想定の範囲内ですから、システムを壊しかねないような危険な操作に対しては、OSが警告画面で注意を促したり、そういう操作そのものが実行できないように配慮されているのが普通です。

フールプルーフ :安全工学の用語で、「人間は間違いを犯すもの」という前提で、間違いがあっても自動的に対処が行われて安全を維持する仕組みをいいます。

その一方でCentOS4などUNIX系OSのほとんどは、ユーザーの操作(特に コマンド シェル での操作)に対しては、警告や抑制といったフールプルーフ対策がほとんどありません。

理由はいうまでもなく、UNIXシステムの管理者はもともとシステムに熟知した者がその任に就くことが前提になっていて、管理ユーザーに素人が携わることを想定していないからです。

CentOS4における "root" アカウントはそのCentOS4システムの最高管理権限がありますから、システムを自由自在に操作することができます。

自由自在に操作できるということは、逆にいえば システムに不具合を起こすような操作や設定も可能 ということですから、そのシステムがミスに対して寛容ではない以上、初心者がそれを操作する場合には常にシステム破壊の危険が潜んでいるといえるわけです。

もちろん、クライアント向けOSの「制限ユーザー」と同様に、 "root" ではない一般のユーザーアカウントでCentOS4を操作する限りにおいては、システムそのものに影響を及ぼすような作業はできません。当然、初心者がいじくりまわしてもまず問題はありません。

CentOS4の "root" アカウントと一般ユーザーアカウントの権限の差は、クライアント向けOSのそれと比べると遥かに明解で厳密ですから、そういう意味でむしろCentOS4は、クライアント向けOSより安心してユーザー管理を行うことが可能なシステムといえるでしょう。

そういう訳ですから、CentOS4の操作を行う場合、 "root" アカウントが必要ではない作業はできるだけ一般のユーザーアカウントで行うのが望ましいといえます。

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ユーザーアカウントの作成

CentOS4 のシステム上に新しい ユーザーアカウント を作成するには、 useradd コマンド を使います。

useradd は、 "root" アカウント で なければ実行できませんから、このパートの冒頭の要領で "root" アカウントで ログイン してから以下の作業を行ってください。

CentOS release 4.8 (final)
Kernel 2.6.9-89.ELsmp on an i686

web1 login: root
Password:
[root@web1 ~]# useradd tanakaEnter tanakaというユーザーを追加
[root@web1 ~]#

これで、CentOS4のシステム上に "tanaka" というユーザーアカウントが作成されました。

しかし、まだアカウントが作成されただけでパスワードが設定されていませんから、この "tanaka" というユーザーアカウントでシステムにログインすることはできません。

そこで次は passwd というコマンドを使って、 "tanaka" にパスワードを設定します。

[root@web1 ~]# passwd tanakaEnter tanakaにパスワードを設定
Changing password for user tanaka.
New UNUX password: 新しいパスワードを入力します。Enter
Retype new UNIX password: もう一度新しいパスワードを入力します。 Enter
passwd: all authentication tokens updated successfully.
[root@web1 ~]#

これで "tanaka" というユーザーアカウントにパスワードが設定されました。

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ログアウトとユーザーログイン

このパートの手順どおりにここまで操作しているとすれば、現在は "root" アカウント で直接 ログイン されているはずです。

もちろん、そのまま設定作業を続けることもできますが、 「操作ミスでシステムを壊さないようにする。」 ためには、

1.システムへのログインは、まず一般ユーザーアカウントで行う。

2."root"アカウントを使用するときは、必ず一般ユーザーアカウントからの「昇格」で行う。

という手順を踏むようにしましょう。

"root" アカウントは一般のユーザーアカウントと違って、実行可能な コマンド に制約がないので、最初から "root" アカウントでログインして作業すれば面倒がありません。

そのため、ついつい面倒になって最初から "root" アカウントでログインしたくなりがちです。

しかし、そういう習慣を身につけてしまうと、そのうちしっぺ返しを食らうことになります。

人間は誰しもミスを犯すものですし、特にコマンド操作にある程度慣れてくると、 「取り消しの利かない消去系のコマンド。」 といった非常に危険なコマンドでさえ、他のコマンドと同じような「ぞんざいな」扱いをしてしまいがちになります。

何事もそうですが、一度身についてしまった習慣というものはなかなか抜けるものではありませんので、やはり最初の姿勢が肝心です。

「"root"アカウントは必要なときに使うもの。」

という感覚と習慣は、この段階で身につけるようにしたいものです。

そこでまず、現在の "root" でログインを抜けます。つまり ログアウト を行います。ユーザーアカウントの種類に係わらず、ログアウトをするには exit Enter とタイプします。

[root@web1 ~]# exitEnter

すると画面がクリアされてログイン待ちの状態になります。

CentOS release 4.8 (final)
Kernel 2.6.9-89.ELsmp on an i686

web1 login:

そして、次に一般ユーザーアカウント "tanaka" でログインします。要領は "root" でのログインと同じです。

web1 login: tanakaEnter
Password: "tanaka"のパスワードを入力します。 Enter
[tanaka@web1 ~]$

これでユーザーアカウント "tanaka" によるログインが完了しました。

さて、ここでCentOS4標準の CUI プロンプト の意味について説明しましょう。

例えば "root" アカウントでログインした場合の、

設定を変えることで、このプロンプトの表示方法は変更することができます。あまり重要ではないのでその方法はここでは触れません。

[root@web1 ~]#

ですが、まず、 "@" に続く "web1" ホスト名 を示します。

現在操作している ホスト には、 CentOS4 のセットアップで "web1.obenri.com" という FQDN を設定しましたので、その "web1.obenri.com" から ドメイン名 である "obenri.com" を取り除いたものがホスト名として表示されます。

従って、ログインしているユーザーアカウントに係わらず、このホストでは常にこの部分に "web1" が表示されることになります。

"@" の前の "root" は、現在ログインしているユーザーアカウントを示します。

"root@web1" の右側の "~(チルダ)" は、現在作業中のディレクトリの名前です。

CentOS3などのやや古い ディストリビューション では、ホームディレクトリは "~(チルダ)" ではなくそのままディレクトリ名が表示されます CentOS3のログインプロンプト表記について

ただし、 "~" と表現される場合はそのユーザーアカウントの ホームディレクトリ を示します。

CentOS4では、通常ログインを行うとホームディレクトリに移動しますので最初は、 [root@web1 ~]# [tanaka@web1 ~]$ となりますが、 cd コマンドでディレクトリを移動すると、 [root@web1 home]# [tanaka@web1 etc]$ のようにこの部分の表記は変化します。

また、 "root" アカウントでログインしているときは、右端に "#" が付きます。

rootログイン時のプロンプト
rootログイン時のプロンプト

一方、一般ユーザーである "tanaka" でログインしたときのプロンプトは以下のようになります。

一般ユーザーのログイン時のプロンプト
一般ユーザーのログイン時のプロンプト

"root" アカウントでログインした場合と大きく異なるのは、右端の "$" です。

この部分の違いには、

「プロンプトの末尾に"#"が付いているときは、システムの大事な部分が変更可能ですから、慎重に作業してください。」

という意味が込められていると思ってください。くどいようですが、CentOS4のコマンド操作は原則として取り消しが利きませんので、プロンプトに "#" が表示されているときはくれぐれも注意して作業してください。

さて、一般ユーザー "tanaka" でログインしたら、 su コマンドで "root" ユーザーに昇格しましょう。

[tanaka@web1 ~]$ su -Enter
Password: "root"のパスワードを入力します。 Enter
[root@web1 ~]#

これでユーザーアカウント "root" によるログインが完了しました。

"root" ユーザーから、元の "tanaka" に戻るには、 exit Enter とタイプします。または、 Ctrl + d とタイプします。 すると現在の "root" アカウントがログアウトされ、ユーザーアカウント "tanaka" に戻ります。

更にもう一度 exit Enter または、 Ctrl + d とタイプすると完全にシステムからログアウトされ、画面がクリアされてログイン待ちの状態に戻ります。

この部分については、コマンドリファレンスの ログインアカウントの変更 を参照してください。

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お便利サーバー.comのプロンプト表記について

この コンテンツ では、特に断りのない限り、 ログイン プロンプト については CentOS3 に準拠して表記します。

例えば解説中で、

[root@web1 root]# あるいは [tanaka@web1 tanaka]$

と表現されている場合、お使いのシステムがCentOS4の場合には

CentOS5で
サーバー構築なら
これがベストかな?

[root@web1 ~]# あるいは [tanaka@web1 ~]$

と読み替えて解釈してください。

もちろん、意味はどちらも同じになります。

また、 コマンド の実行結果などで表示されるメッセージについてもCentOS3とCentOS4では若干異なりますが、これもCentOS3のメッセージを基本に解説しますのでご了承ください。

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