このページではLinuxApache/httpdPHP及びMySQLを用いたLAMPシステムとそれを利用したWordPressのインストールについて解説します。

HPの格安エントリーサーバー機"HP ProLiant ML115"でのLinuxサーバー構築記を掲載しました。サーバー機の選定にお悩みの方は是非お越しください...。お便利サーバー.com管理人。
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WordPressについて

"WordPress" シックス・アパート株式会社 "MovableType" と並んで、今最も人気の高いブログツールのひとつで、商用、個人用に幅広く利用されています。

WordPressはフリープログラムですから、基本的に無償で使用することができます。もちろん有料サポートはありませんから、通常は自分で インストール して利用することになります。

WordPressは PHP MySQL で動作する典型的な LAMP CMS で、インストールも比較的簡単ですから初心者でも簡単に利用できます。

オリジナルのWordPressは現在は多言語対応となっていて、 UTF-8 を利用するように設定すれば日本語の コンテンツ を作成することができます。ただしインターフェースは英語のままですから多少扱いにくいかもしれません。

しかしながらWordPressはオープンソースということもあって、日本語ローカライズ版がいくつかあります。

ひとつは"日本語サイト"

より配布されている WordPress日本語版 で、もうひとつは"WordPress ME 2.0.x サポート"

より配布されている WordPress ME です。

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これらはインターフェースを含めて全般的に日本語化されているため多言語対応版に比べてとても操作がわかりやすくなっています。

もちろんどちらも WBEL CentOS で利用することができます。

WordPressのインストールの注意点

多言語対応版のWordPressは UTF-8 で日本語扱いますが、 WordPress日本語版 も同様にUTF-8のみの対応となります。

一方の WordPress ME には、UTF-8用のバージョンと、UTF-8、 EUC 及び シフトJIS 兼用のバージョンがあります。

このセクションの方法に従って設定された サーバー 環境であればどのタイプでも利用できますが、例えばWordPress MEをEUCで使用しているときの MySQL のデータは、そのままではUTF-8用のWordPress MEでは利用できません。

もしもこのデータを新しいバージョンのWordPress ME(UTF-8)に乗り換えたい場合はかなり面倒な 文字セット の変換作業を行う必要があります。

一般的にいえば文字セットの世界はUTF-8に収斂されてゆく方向にありますから、実用上問題がなければUTF-8のバージョンを利用すべきです。

現在(2008年3月)のローカライズ版WordPressの動作必要条件は以下のとおりです。

WordPress日本語版(Ver2.3.3) :PHP4.2以上/MySQL4.0以上/UTF-8。

WordPress ME(Ver2.2.3) :PHP4.2以上/MySQL4.0以上/UTF-8。

WordPress ME(Ver2.0.11) :PHP4.2以上/MySQL3.23.23以上/UTF-8またはEUC-JPまたはShift-JIS。

つまり、 WBEL3 CentOS3 をご利用の場合は、 WordPress ME(Ver2.0.11) を利用しなければなりませんが、WBEL4及びCentOS4をご利用の場合は好みのバージョンを使用することができます。

これらのWordPressの インストール 方法はほとんど変わりませんから、このパートでは WordPress ME(Ver2.2.3) のWBEL4へのインストール例を紹介します。

WordPressをインストールするときの注意点は PHP デフォルト メモリ 容量設定では不足するため、少なくとも12 MB 以上に設定を変更しておかなければならないことです。

必ず "/etc/php.ini" を修正してPHP用のメモリ容量を確保し /etc/php.iniについて Apache を再起動してからインストール作業を行ってください。

WordPressの入手

WordPress日本語版

から直接、 WordPress ME

から ダウンロード のページへ移動すると入手できます。

このパートでは"WordPress ME(Ver2.2.3)"の アーカイブ "wordpress-me223.zip" を入手したことを前提に解説を行います。

インストールするディレクトリについて

WordPressは、 構築中のLinuxサーバー 上で、なおかつ Apache で公開可能なディレクトリであればどこでも インストール できます。

例えば、Apacheのドキュメントルート Apacheのドキュメントルートについて "/var/www/html/" の直下にWordPressを設置すれば

http://www.obenri.com/

をトップページとして公開できます。これがもっとも判りやすいシンプルな方法でしょう。

既に "/var/www/html/" 以下にコンテンツがあるような場合には、例えば "/var/www/html/blog/" というディレクトリを作成してその中にWordPressを設置すれば

http://www.obenri.com/blog/

がWordPress専用のトップページとして利用できるようになります。

また、Apacheの "Alias" ディレクティブ ApacheのAliasディレクティブの設定 "Location" コンテナ Locationコンテナディレクティブの設定 を利用すれば、WordPressを直接ドキュメントルート以下に設置しなくてもOKです。

インストール作業中はインストールするディレクトリのパーミッションを "777" などにしておいて、任意の ユーザーアカウント (正確にはユーザーアカウント"apache")からの書き込みを許可しておく必要があります。

例えばユーザーディレクトリ "/home/tanaka/wp/" 以下にWordPressを設置し、 "tanaka" のユーザーディレクトリの パーミッション "755" に変更して 公開ディレクトリのパーミッション755について 、Apacheの設定ファイル "/etc/httpd/conf/httpd.conf"

Alias /blog /home/tanaka/wp

<Location /blog>
  Order allow,deny
  Allow from all
</Location>

と追加記述すれば 、先ほどと同じく

http://www.obenri.com/blog/

をトップページとしてWordPressのコンテンツを公開可能となります。

また、Apacheでユーザーディレクトリの公開設定を有効にしていれば Apacheのユーザーディレクトリの公開設定について "/home/tanaka/public_html/" にWordPressを設置することで、

http://www.obenri.com/~tanaka/

でコンテンツを公開することができます。

このパートでは説明の煩雑さを避けるため、これらの方法の中から、

"/var/www/html/blog/" というディレクトリを作成してその中にWordPressを設置して http://www.obenri.com/blog/ をWordPress専用のトップページとして利用する。」

ケースについてのみ説明します。

それ以外のケースでのWordPressのインストールと設定については "XOOPS Cubeのインストール" XOOPS Cubeのインストール を参考に適宜読み替えて理解してください。

この場合WordPressのプログラムデータは FTP 構築中のLinuxサーバー ドキュメントルート Apacheのドキュメントルートの設定 アップロード しますので、ドキュメントルートにFTP接続が可能なローカルユーザーを一つ準備しておいてください vsFTPdのローカルユーザーの設定

このパートでは既存の WBEL CentOS 上の ユーザーアカウント "tanaka" を使って、 ローカルユーザーtanakaにドキュメントルートへの読み書き権限を与える 及び ローカルユーザーtanakaにvsFTPでのドキュメントルートへの参照権限を与える のように設定を行い、 "tanaka" がドキュメントルートにアクセス可能に設定されているものとして説明します。

MySQLのユーザーアカウントとデータベースの作成

このセクションの「データベースの作成と削除」のページの、 データベースの作成と削除 で説明した要領で作成された データベース とその所有 ユーザーアカウント 、及びパスワードが必要になりますので、一つ作成してください。

このパートでは、データベース名 "tanaka" 、ユーザーアカウント名 "tanaka" を作成しているものとして説明します。

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WordPressのアップロードとパーミッション設定など

まず、入手した "wordpress-me223.zip" を適当な方法で クライアント 上に展開してください。

アーカイブ が 展開されると "wordpress" というフォルダが作成されます。

次に、適当な FTPクライアント から、 ユーザーアカウント "tanaka" 構築中のLinuxサーバー に接続してください。

接続できたら、 サーバー 側のディレクトリをドキュメントルート "/var/www/html" に移動して、その下にWordPress配置用のディレクトリ "blog/" を作成します。

FTPクライアントでフォルダを作成する例(FFFTP)
FTPクライアントでフォルダを作成する例(FFFTP)
"wordpress" フォルダごとアップロードするのではなく、フォルダの中身をアップロードしてください。

次に、作成した "blog/" ディレクトリ以下に、先ほど展開したアーカイブの中の、 "wordpress" フォルダの中身を 文字セット(コード) の変換をせずに」 すべてアップロードしてください。

FTPクライアントでファイルをアップロードする例(FFFTP)
FTPクライアントでファイルをアップロードする例(FFFTP)

アップロードがすべて終わったら、次に、

この設定はインストール作業時にのみ必要です。後ほど説明しますが、インストール後はパーミッションを "755" に戻す必要があります。

"/var/www/html/blog/" ディレクトリ自身に、すべてのユーザーアカウントに自由な読み書き権限を与える属性"777"を設定します。

パーミッションの設定は、このままFTPクライアントから操作して行うことができます。

FTPクライアントでblogのパーミッションを777に変更するする例(FFFTP)
FTPクライアントで"blog"のパーミッションを777に変更するする例(FFFTP)

同様の操作は、 SSHクライアント から chmod コマンド で行うこともできます。

ただどちらにせよこの後 Apache の設定を変更するためにリモート ログイン する必要がありますから、ここはコマンド操作で簡単に片付けてしまいましょう。

まず、 サブネット 内の適当な クライアント機 から SSHクライアント 構築中のLinuxサーバー にログインします SSHクライアントでサーバーに接続する(WBEL3) SSHクライアントでサーバーに接続する(CentOS3) SSHクライアントでサーバーに接続する(WBEL4) SSHクライアントでサーバーに接続する(CentOS4)

それから以下のように操作します。

[tanaka@web1 tanaka]$ chmod 777 /var/www/html/blogEnter
[tanaka@web1 tanaka]$

以上でインストール作業前の準備は終わりです。

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WordPressの初期設定

一般に CMS の初期設定は、 HTTP によるアクセスが可能な位置に設置されたCMSのデータに対して、適当な クライアント から webブラウザ でアクセスし、対話的に作業を進めます。

ただ、すべての初期設定作業をwebブラウザだけで行うことができるCMSは稀で、通常は プロンプト 操作、あるいは FTPクライアント を使ってディレクトリやファイルの パーミッション の変更を行ったり、初期設定後に不要になったディレクトリやファイルを削除する必要があります。

さて、 WordPress の初期設定は、まず公開後のトップページに相当する URL でwebブラウザからアクセスします。

ここでは例として、

http://www.obenri.com/blog/

以下で コンテンツ を公開するケースで配置されたプログラムの初期設定について説明します。

まず、 構築中のLinuxサーバー にHTTPでアクセス可能な ホスト のwebブラウザから、上のURLにアクセスしてください。以下のようなページが表示されるはずです。

WordPress ME 2.2.3の初期設定開始画面
WordPress ME 2.2.3の初期設定開始画面

引き続き "ウィザード" のリンクをクリックすると以下のような画面になりますので、引き続き "こちらをクリック" をクリックしてください。 。

WordPress ME 2.2.3のインストールウィザード開始画面
WordPress ME 2.2.3のインストールウィザード開始画面

もしもここで、

このセクションでは説明しませんが、右のページの説明とおり、予め初期設定ファイル "wp-config.php" を作成しておいて MySQL の情報を記述しておくという方法もあります。
書き込み許可のパーミッションが与えられていないときの画面
書き込み許可のパーミッションが与えられていないときの画面

のような画面になるときは、インストールディレクトリ "/var/www/html/blog/" パーミッション を確認し、前のステップで説明した方法で "777" に変更し、 Webブラウザ 更新 ボタンをクリックしてください。

"/var/www/html/blog/" のパーミッションが適切に設定されていれば、以下のような初期設定のパラメータの入力画面になりますので、以下の例のように、ユーザー "tanaka" 用に作成した MySQL データベース に関する項目を入力します。

WordPress ME(Ver2.0.11) をインストールするときは、ここでプルダウンメニューから 文字セット を選択することができるようになります。
デフォルト EUC です。
もちろん任意に選択して構いません。
MySQL情報の入力画面
MySQL情報の入力画面

(1) にはMySQLのデータベース名 "tanaka" を入力します。

(2) は使用するMySQLのデータベースのユーザーアカウント名です。もちろん "tanaka" と入力します。

(3) にはMySQLのユーザーアカウントのパスワードを入力します。

(4) ホスト名 の設定です。 デフォルト "localhost" と入力されているはずですので、そのままでOKです。

"テーブル接頭語" は複数のWordPressをインストールするときにのみ変更する必要がある項目ですから、今回は特に修正しません。

入力が終わったら、 submit ボタンをクリックしてください。入力した情報に誤りがなければ以下のような画面になります。

WordPressのインストール準備完了画面
WordPressのインストール準備完了画面

引き続き WordPressのインストール のリンクをクリックして先に進んでください。

ここで、

認証エラーが起こったときの画面
認証エラーが起こったときの画面

のような画面になるときは、入力した情報が間違っている、あるいはMySQL デーモン が稼動していない、などの理由が考えられますので適宜対処していったんWebブラウザの 戻る ボタンをクリックし、やり直しを行ってください。

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WordPressのインストール

データベース への接続が可能になると次のような画面になりますから、そのまま "First Step >>" をクリックしてください。

WordPress ME 2.2.3のインストール開始画面
WordPress ME 2.2.3のインストール開始画面

すると、以下のようにブログのタイトルと管理者のメールアドレスを設定する画面になります。

タイトルとメールアドレスの登録
タイトルとメールアドレスの登録

これらは任意に設定して構いません。もちろん後から変更することができますから適当に設定しておいてもいいでしょう。

ちなみにWordPressの インストール が完了すると、ここで設定したメールアドレス宛に管理アカウント情報のメールが送られてきます。

また、 "Google や Technorati のような検索エンジンへの登録を許可する。" のチェックをはずすと、検索エンジンの 検索ロボット による情報収集がブロックされるようになりますから、通常はチェックが入ったままでいいでしょう。

設定が終わったら Continue to Second Step >> をクリックしてください。

すると以下のようにインストールの完了画面になります。

WordPressのインストールの完了
WordPressのインストールの完了

ここで、前のステップで設定したメールアドレスで受信してみましょう。有効なメールアドレスであれば ユーザー名 パスワード が送られてきているはずです。

もしも送られてきていないときは、これらを 必ずメモしておきましょう

ここで "ログイン" をクリックすると以下のような画面になりますので、ユーザー名とパスワードを入力して ログイン >> ボタンをクリックしてください。

WordPressのインストールの完了
WordPressのログインダイアログ

ログイン すると以下のようにWordPressの管理画面が表示されます。

WordPressの管理画面
WordPressの管理画面

そして最後にインストールしたディレクトリの パーミッション "755" に戻しておきます。

[tanaka@web1 tanaka]$ chmod 755 /var/www/html/blogEnter
[tanaka@web1 tanaka]$

これを忘れると大きな セキュリティー ホールになりますので忘れないようにしてください。

以上でWordPressのインストールは終了しました。

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