このセクションでは自宅サーバーとしてLinuxを操作するうえでよく使うコマンドについて初心者/ビギナー向けに解説します。

HPの格安エントリーサーバー機"HP ProLiant ML115"でのLinuxサーバー構築記を掲載しました。サーバー機の選定にお悩みの方は是非お越しください...。お便利サーバー.com管理人。
その他諸々
抜粋Linuxコマンドリファレンス

ディレクトリとファイルの操作

ディレクトリとファイルの作成

カレントディレクトリの変更

ディレクトリとファイルの表示

ディレクトリとファイルのコピーと移動

ディレクトリとファイルの削除

ディレクトリとファイルの検索

パーミッションの変更

解凍と圧縮

ディスクとパーティションの操作

ディスクを初期化・編集する

ボリュームのチェックとマウント

テキストの操作

文字や変数を画面に表示する

ファイルの内容を画面に表示する

出力するテキストに処理を行う

ユーザーとアカウント管理

アカウントの追加と削除

パスワードの設定と変更

ログインアカウントの変更

ネットワークの管理

ネットワークの状態を調べる

名前解決をテストする

ドメイン名の情報を調べる

システム・プロセス管理

ホスト機の電源オフと再起動

デーモンの自動起動設定

プログラムを予約して実行する

稼働中のプロセスを表示する

その他のコマンド

rpmを管理する

HTTP/FTPでファイルを取得する

値・状態・情報を表示する

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rpm〜rpm形式のパッケージを管理する

rpm 形式の アプリケーション CUI で操作するための コマンド です。

rpm形式のアプリケーションパッケージは、 rpmをGUIでインストールする(WBEL3) rpmをGUIでインストールする(CentOS3) rpmをGUIでインストールする(WBEL4) rpmをGUIでインストールする(CentOS4) のように GUI 操作でも簡単に扱えるようになっていますが、rpmコマンドによるCUI操作のほうがずっと強力で、柔軟な管理が可能です。

コマンドの一般書式は、

rpm [オプション] [ファイル名またはパッケージ名] ... Enter

です。[ファイル名またはパッケージ名]は、スペースで区切って複数指定することができますし、 ワイルドカード を使用することもできます。

rpmは、アプリケーションに関する様々な操作をたったひとつでこなす多機能なコマンドです。もちろんそのために、非常に多くのオプションスイッチが用意されていることもrpmコマンドの特徴です。

しかしながら通常は、

1.アプリケーションの インストール 状態の確認

2.アプリケーションの新規インストール

3.アプリケーションの アップデート

4.アプリケーションの アンインストール

の4種類しか使うことはありません。また、それぞれの操作のオプションスイッチは「決まった組み合わせ」で大丈夫ですから、あまり難しい操作は覚える必要はありません。

"rpm -qa"〜インストール済みのrpmを表示する

システムに インストール されている rpm アプリケーション パッケージを一覧します。rpmパッケージではなく、別のパッケージからインストールしたアプリケーションは、このコマンドでは表示されません。

一般書式は、

rpm -qa Enter です。

[tanaka@web1 tanaka]$ rpm -qaEnter
 ↑インストール済みのパッケージを一覧を表示します。
e2fsprogs-1.32-15.1
hdparm-5.4-1
mingetty-1.06-1
cpio-2.5-3e.3
kbd-1.08-10.2
jfsutils-1.1.2-2
lslk-1.29-8
ncompress-4.2.4-38
 中略
sysreport-1.3.7.2-6
rh-postgresql-docs-7.3.10-1
MyODBC-2.50.39-12.1
dump-0.4b37-1E
rpm-4.2.3-21_nonptl.WB1
rhn-applet-2.1.18-4.WB1
[tanaka@web1 tanaka]$

ただ、これだけでは大量のパッケージが一度に表示されてしまいますから、実際には grep sort more などと組み合わせて使います。

一番よく使われるのは、

rpm -qa | grep [キーワード] Enter です。

これで[キーワード]を含むrpm名だけが表示されます。

[tanaka@web1 tanaka]$ rpm -qa | grep httpdEnter
 ↑"httpd"を含むインストール済みrpmパッケージ名を一覧します。
httpd-2.0.46-46.ent.WB1
redhat-config-httpd-1.1.0-4.30.2
[tanaka@web1 tanaka]$

これで表示される名前が、インストール済みのrpmパッケージとなります。

"rpm -i"〜新規にrpmをインストールする

rpm を新規にシステムに インストール するときのオプションスイッチです。

既に同じ名前のパッケージがインストールされている場合は、バージョンの新旧に係わらずインストールは実行されません。

rpmファイルが カレント ディレクトリ以外の場合は、ファイル名を パス 付きで指定する必要があります。

一般書式は、

rpm -i [rpmファイル名1] [rpmファイル名2]... Enter

です。 ワイルドカード を使用することもできます。

一般にはインストールの進行状況が解るように、詳細な進行状況を表示する "-v" と、状況をグラフで表示する "-h" オプションを組み合わせて、

rpm -ivh [rpmファイル名1] [rpmファイル名2]... Enter

とするほうが良いでしょう。

実行は "root" アカウント から行います。

[root@web1 root]# rpm -ivh analog-6.0-1.i386.rpmEnter
Preparing...        ########################################### [100%]
  1:analog         ########################################### [100%]
[root@web1 root]#

"rpm -i "を実行するとき、rpm コマンド は指定されたパッケージのインストールを行う前に他のパッケージとの依存関係を調べます。

そして、一緒にインストールが必要なパッケージや、インストール済みの他のパッケージの アップデート が必要な場合には、メッセージを表示してインストールを中止します。

"rpm -F"〜rpmをアップデートする

インストール 済みの rpm アップデート するときのオプションスイッチです。

この場合、同じ名前の古いバージョンのrpmがインストールされている場合にのみアップデートインストールが実行されます。古いバージョンがインストールされていないか、同一または新しいバージョンのrpmがインストールされている場合は、ファイル名を指定しても無視されます。

rpmファイルが カレント ディレクトリ以外の場合は、ファイル名を パス 付きで指定する必要があります。

一般書式は、

rpm -F [rpmファイル名1] [rpmファイル名2]... Enter

です。 ワイルドカード を使用することもできます。

一般にはインストールの進行状況が解るように、詳細な進行状況を表示する "-v" と、状況をグラフで表示する "-h" オプションを組み合わせて、

rpm -Fvh [rpmファイル名1] [rpmファイル名2]... Enter

とするほうが良いでしょう。

実行は "root" アカウントから行います。

このオプションは、多数のrpmをまとめて ダウンロード しておき、ダウンロードしたカレントディレクトリ内から、

rpm -Fvh *.rpm Enter

と実行することで、

「アップデート可能なものだけをアップデートし、カレントディレクトリに新規にインストール可能なパッケージが混ざっていてもインストールしない。」

という使い方ができます。

"rpm -F"を実行するとき、rpm コマンド は指定されたパッケージのインストールを行う前に他のパッケージとの依存関係を調べます。

そして、一緒にインストールが必要なパッケージや、インストール済みの他のパッケージのアップデートが必要な場合には、メッセージを表示してインストールを中止します。

"rpm -U"〜rpmをアップデートする

インストール 済みの rpm アップデート と、新規のrpmのインストールを行うときのオプションスイッチです。

この場合、同じ名前の古いバージョンのrpmがインストールされている場合にはアップデートインストールが実行され、同じ名前のrpmがインストールされていない場合は新規のインストールが実行されます。

同一または新しいバージョンのrpmがインストールされている場合は、ファイル名を指定しても無視されます。

rpmファイルが カレント ディレクトリ以外の場合は、ファイル名を パス 付きで指定する必要があります。

一般書式は、

rpm -U [rpmファイル名1] [rpmファイル名2]... Enter

です。 ワイルドカード を使用することもできます。

一般にはインストールの進行状況が解るように、詳細な進行状況を表示する "-v" と、状況をグラフで表示する "-h" オプションを組み合わせて、

rpm -Uvh [rpmファイル名1] [rpmファイル名2]... Enter

とするほうが良いでしょう。

実行は "root" アカウントから行います。

このオプションは、多数のrpmをまとめて ダウンロード しておき、ダウンロードしたカレントディレクトリ内から、

rpm -Uvh *.rpm Enter

と実行することで、

「アップデート可能なものはアップデートし、インストールされていないものは新規にインストールする。」

という使い方ができます。

"rpm -U"を実行するとき、rpm コマンド は指定されたパッケージのインストールを行う前に他のパッケージとの依存関係を調べます。

そして、一緒にインストールが必要なパッケージや、インストール済みの他のパッケージのアップデートが必要な場合には、メッセージを表示してインストールを中止します。

"rpm -e"〜rpmをアンインストールする

インストール 済みの rpm アンインストール するオプションです。

一般書式は、

rpm -e [rpm名1] [rpm名2]... Enter

です。

実行は "root" アカウントから行います。

このオプションの場合、指定するのはインストール時に用いるrpmファイル名ではなく、インストールされているrpm名です。

一般には、rpmファイル名から ".rpm" を除いたものはrpm名ですが、予め "rpm -qa" でrpm名を調べておくのが確実です。

"rpm -e"を実行するとき、rpm コマンド は指定されたパッケージのアンインストールを行う前に他のパッケージとの依存関係を調べます。

そして、一緒にアンインストールを行わなければならないパッケージがある場合、メッセージを表示してアンインストールを中止します。

yum〜通信でrpm形式のパッケージを管理する

rpm コマンド を利用してに、 rpm パッケージを間接的に管理し、 インストール アンインストール アップデート などを担うコマンドです。

rpmコマンドを直接使用する場合との違いは、rpmがインストールやアップデートに関して、システム上に ダウンロード 済みのパッケージを対象としているのに対し、yumは "/etc/yum.conf" に記述された サーバー 上のパッケージを参照して動作する点にあります。

従って、外部の FTPサーバー 上のパッケージ情報にあわせて一斉にアップデートしたいような場合にはyumを利用すると便利ですが、サーバー上にないパッケージについては一般的にrpmコマンドで操作することになります。

コマンドの一般書式は、

yum [オプション] [パッケージ名] ... Enter

です。

yumは、 "/etc/yum.conf" に記述されたサーバーを参照しますが、その設定については、 /etc/yum.confの設定(WBEL3) /etc/yum.confの設定(CentOS3) /etc/yum.confの設定(WBEL4) /etc/yum.confの設定(CentOS4) を参考にしてください。

"yum list"〜利用可能なパッケージを一覧する

任意の ユーザーアカウント から、

yum list [パッケージ名] Enter

と実行します。

すると[パッケージ名]と一致する アプリケーション サーバー 上に存在していて、 インストール アップデート が可能であれれば、パッケージ名と共にその情報を表示します。

[パッケージ名]を省略すると、yumで利用可能なすべての ソフトウェア パッケージの一覧を取得することができます。

[root@web1 root]# yum listEnter
Gathering header information file(s) from server(s)
Server: White Box Enterprise Linux 3.0 - i386 - Base
Server: White Box Enterprise Linux 3.0 - i386 - Released Updates
Finding updated packages
Downloading needed headers
samba-client-0-3.0.9-1.3E 100% |=========================|  11 kB  00:00
hwdata-0-0.101.17-1.noarc 100% |=========================| 4.9 kB  00:00
hotplug-3-2002_04_01-20.4 100% |=========================| 4.7 kB  00:00
libstdc++-0-3.2.3-52.i386 100% |=========================|  16 kB  00:00
 しばらくこういう表示が続きます(中略)。
xsane-gimp          i386  0.89-3     base
ypbind            i386  3:1.12-5.21.6  updates-released
ypserv            i386  2.8-13     updates-released
zsh              i386  4.0.7-1.EL.2  updates-released

[root@web1 root]#

リストの内容は左からパッケージ名(例:zsh)、対応する ハードウェア アーキテクチャ (例:i386) 、バージョン(例:4.0.7-1.EL.2)、そのバージョンがアップデート版であるか否か(例:updates-released)、を示します。

"yum check-update"〜アップデート可能なパッケージを一覧する

任意の ユーザーアカウント から、

yum check-update [パッケージ名] Enter

と実行します。

すると[パッケージ名]と一致する アプリケーション サーバー 上に存在していて、 アップデート 可能であれば(古いバージョンがシステム上に インストール 済みであるということ)、パッケージ名と共にその情報を表示します。

[パッケージ名]を省略すると、アップデート可能なすべての ソフトウェア パッケージの一覧を取得することができます。

[root@web1 root]# yum check-updateEnter
Gathering header information file(s) from server(s)
Server: White Box Enterprise Linux 3.0 - i386 - Base
Server: White Box Enterprise Linux 3.0 - i386 - Released Updates
Finding updated packages
Downloading needed headers
Name               Arch  Version     Repo
--------------------------------------------------------------------------------
XFree86              i386  4.3.0-81.EL   updates-released
XFree86-100dpi-fonts       i386  4.3.0-81.EL   updates-released
XFree86-75dpi-fonts        i386  4.3.0-81.EL   updates-released
XFree86-Mesa-libGL        i386  4.3.0-81.EL   updates-released
 しばらくこういう表示が続きます(中略)。
xloadimage            i386  4.1-34.RHEL3   updates-released
ypbind              i386  3:1.12-5.21.6  updates-released
zsh                i386  4.0.7-1.EL.2   updates-released
[root@web1 root]#

リストの内容は yum list と同じです。

"yum update"〜パッケージをアップデートする

root アカウント から、

yum update [パッケージ名]... Enter

と実行します。

すると[パッケージ名]と一致するものが ダウンロード され、 アップデート が行われます。

[パッケージ名]を省略すると、アップデート可能なすべての ソフトウェア のアップデートが行われます。

[root@web1 root]# yum updateEnter
Gathering header information file(s) from server(s)
Server: White Box Enterprise Linux 3.0 - i386 - Base
Server: White Box Enterprise Linux 3.0 - i386 - Released Updates
Finding updated packages
Downloading needed headers
Resolving dependencies
.Dependencies resolved
I will do the following:
[install: kernel 2.4.21-32.0.1.EL.i686]
[install: kernel-source 2.4.21-32.0.1.EL.i386]
[update: samba-client 3.0.9-1.3E.3.i386]
[update: openssh-clients 3.6.1p2-33.30.4.i386]
[update: hotplug 3:2002_04_01-20.4.i386]
[update: libstdc++ 3.2.3-52.i386]
 しばらくこういう表示が続きます(中略)。
[update: XFree86-font-utils 4.3.0-81.EL.i386]
[update: gnome-applets 1:2.2.2-2.1E.i386]
I will install/upgrade these to satisfy the dependencies:
[deps: aspell-config 2:0.33.7.1-25.3.i386]
[deps: openssl 0.9.7a-33.15.i386]
Is this ok [y/N]:

するとパッケージ相互の依存性がチェックされたあと、最終確認の プロンプト が表示されますので、アップデートを実行してよければ y Enter を、中止したければ n Enter とタイプします。

"yum install"〜パッケージをインストールする

root アカウント から、

yum install [パッケージ名]... Enter

と実行します。

すると[パッケージ名]と一致するものが ダウンロード され、新規に インストール が行われます。

[root@web1 root]# yum install webalizerEnter
Gathering header information file(s) from server(s)
Server: White Box Enterprise Linux 3.0 - i386 - Base
Server: White Box Enterprise Linux 3.0 - i386 - Released Updates
Finding updated packages
Downloading needed headers
Resolving dependencies
Dependencies resolved
I will do the following:
[install: webalizer 2.01_10-15.ent.i386]
Is this ok [y/N]: yEnter
 ※↑インストールを中止するときは nEnter
Downloading Packages
Getting webalizer-2.01_10-15.ent.i386.rpm
webalizer-2.01_10-15.ent. 100% |=========================| 101 kB  00:00
Running test transaction:
Test transaction complete, Success!
webalizer 100 % done 1/1
Installed: webalizer 2.01_10-15.ent.i386
Transaction(s) Complete
[root@web1 root]#

依存関係で、複数のパッケージを同時にインストールする必要がある場合には、[パッケージ名]をスペースで区切って複数並べて実行します。

インストールを実行した後は、 yum list を実行してリストを更新しないと、次のyumコマンドを実行できないことがありますので注意してください。

"yum remove"〜パッケージをアンインストールする

root アカウント から、

yum remove [パッケージ名]... Enter

と実行します。

すると[パッケージ名]と一致するものが アンインストール されます。

[root@web1 root]# yum remove webalizerEnter
Gathering header information file(s) from server(s)
Server: White Box Enterprise Linux 3.0 - i386 - Base
Server: White Box Enterprise Linux 3.0 - i386 - Released Updates
Finding updated packages
Downloading needed headers
Resolving dependencies
Dependencies resolved
I will do the following:
[erase: webalizer 2.01_10-15.ent.i386]
Is this ok [y/N]: yEnter
 ※↑アンインストールを中止するときは nEnter
Downloading Packages
Running test transaction:
Test transaction complete, Success!
Erasing: webalizer 1/1
Erased: webalizer 2.01_10-15.ent.i386
Transaction(s) Complete
[root@web1 root]#

依存関係で、複数のパッケージを同時にアンインストールする必要がある場合には、[パッケージ名]をスペースで区切って複数並べて実行します。

アンインストールを実行した後は、 yum list を実行してリストを更新しないと、次のyumコマンドを実行できないことがありますので注意してください。

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