このセクションでは自宅サーバーとしてLinuxを操作するうえでよく使うコマンドについて初心者/ビギナー向けに解説します。
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passwd〜パスワードを設定・変更する

WBEL CentOS のシステムの ユーザーアカウント にパスワードを設定する、あるいは設定されているパスワードを変更する コマンド です。

このコマンドは対話形式になっていますから、コマンド実行後は表示されるメッセージに従うことになります。

もし、作業を中止したい場合には、キーボードから、 Ctrl + C を押してください。

passwd コマンドは、その他にパスワードの有効期限の確認や設定変更、ロック(ロックされている間は、そのユーザーアカウントでの ログイン はできなくなる。)などの機能がありますが、覚えておくほどの有用性はありません。

"root" アカウントは、システム上のすべてのユーザーアカウントのパスワードを任意に変更できますが、 "root" 以外の一般ユーザーユーザーアカウントでログインしている場合は、ログイン中のユーザーアカウントのみ変更可能です。

passwd コマンドは、 "root" ユーザーから実行する場合と一般ユーザーから実行する場合とで手順が若干異なりますので、別々に説明します。

"root"ユーザーからpasswdを実行する場合

"root" ユーザーからpasswdを実行する場合は、 passwd に続けてスペースを入れ、パスワードを変更したいユーザーのアカウント名をタイプして実行します。

パスワード変更対象のユーザーアカウントは、既にパスワードが設定されていてもいなくても操作は同じです。強制的にパスワードの変更または新規設定が行われます。

タイプ中のパスワードは画面上に表示されませんので注意してください。

[root@web1 ~]# passwd tanakaEnter
Changing password for user tanaka. 「tanakaのパスワードを変更します。」
New password: 新しいパスワードを入力します。Enter
Retype new password: もう一度新しいパスワードを入力します。 Enter
passwd: all authentication tokens updated successfully. 「成功しました。」
[root@web1 ~]#

また、ユーザーアカウント名を省略して実行すると、 "root" アカウントのパスワード変更となります。

[root@web1 ~]# passwdEnter
Changing password for user root. 「rootのパスワードを変更します。」
New password:

※以下略

パスワードを二回入力する必要があるのはタイプミスによる間違いを防ぐためですが、これを間違えると次のようなメッセージが出て、一回目のパスワード入力からやりなおしになります。

[root@web1 ~]# passwd tanakaEnter
Changing password for user tanaka.
New password: 新しいパスワードを入力します。 Enter
Retype new password: 上と違うパスワードを入力したとします。 Enter
Sorry, passwords do not match 「パスワードが一致しません。」
New password: 一回目から入れなおしになります。 Enter

また、文字数が少ない、パスワードに意味のある単語を使っている、ユーザーアカウント名の一部を引用している、連続した数字やアルファベットなどになっている、など、第三者が見破りやすい 「危険なパスワード」 を設定しようとすると警告が表示されます。

ただ、警告はされますが、コマンドはそのまま実行できます。従って、危険なパスワードをそのまま設定してしまうかどうかの判断は自分自身で行う必要があります。

[root@web1 ~]# passwd tanakaEnter
Changing password for user tanaka.
New password: "1234abcd"と入力したとします。Enter
BAD PASSWORD: it is too simplistic/systematic 「単純あるいは規則的すぎます。」
Retype new password: もう一度"1234abcd"を入力します。Enter
passwd: all authentication tokens updated successfully. 「成功しました。」
[root@web1 ~]#

一般ユーザーからpasswdを実行する場合

ログイン中のユーザーアカウントのパスワードのみ変更が可能です。 passwd だけで実行します。

一般ユーザーから passwd を実行する場合は、 "root" アカウントから実行する場合と異なり、まずは現在設定されているパスワードを入力しなければなりません。それから後に新しいパスワードを二回入力します。

[tanaka@web1 ~]$ passwdEnter
Changing password for user tanaka.
Changing password for tanaka
(current) UNIX password: 現在設定されているパスワードを入力します。Enter
New password: 新しいパスワードを入力します。Enter
Retype new password: もう一度新しいパスワードを入力します。 Enter
passwd: all authentication tokens updated successfully. 「成功しました。」
[tanaka@web1 ~]$

また、 "root" アカウントから実行する場合ともう一つ異なるのは、いわゆる 「危険なパスワード」 が設定できないということです。

[tanaka@web1 ~]$ passwdEnter
Changing password for user tanaka.
Changing password for tanaka
(current) UNIX password: 現在設定されているパスワードを入力します。Enter
New password: "1234abcd"と入力したとします。Enter
BAD PASSWORD: it is too simplistic/systematic 「単純あるいは規則的すぎます。」
New password: 一回目から入れなおしになります。 Enter
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