このセクションでは自宅サーバーとしてLinuxを操作するうえでよく使うコマンドについて初心者/ビギナー向けに解説します。
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抜粋Linuxコマンドリファレンス

ディレクトリとファイルの操作+

ディスクとパーティションの操作

ディスクを初期化・編集する
ボリュームのチェックとマウント

テキストの操作+

ユーザーとアカウント管理+

ネットワークの管理+

システム・プロセス管理+

その他のコマンド+


fdisk〜パーティションを操作する

LinuxOS で扱う ハードディスク などのパーティション操作を行う コマンド です。

fdiskコマンドは通常対話モードで作業します。対話モードに移行するには、

fdisk [ドライブ名] Enter

と操作します。

作業は "root" アカウント から行います。

[root@web1 ~]# fdisk /dev/hdbEnter  ←プライマリ-スレーブのIDEディスクを指定。

このディスクのシリンダ数は 2088 に設定されています。
間違いではないのですが、1024 を超えているため、以下の場合
に問題を生じうる事を確認しましょう:
1) ブート時に実行するソフトウェア (例. バージョンが古い LILO)
2) 別の OS のブートやパーティション作成ソフト
  (例. DOS FDISK, OS/2 FDISK)

コマンド (m でヘルプ):

説明にあるように、対話モードの プロンプト では、

m Enter

と操作すると対話モードで使用できるコマンドの一覧が表示されます。

基本的にはこのコマンド一覧から操作を選び、個々の設定を行うことになります。例えば、

p Enter

と操作すると、現在編集中のドライブ状況を見ることができます。

コマンド (m でヘルプ): mEnter
コマンドの動作
  a  ブート可能フラグをつける
  b  bsd ディスクラベルを編集する
  c  dos 互換フラグをつける
  d  領域を削除する
  l  既知の領域タイプをリスト表示する
  m  このメニューを表示する
  n  新たに領域を作成する
  o  新たに空の DOS 領域テーブルを作成する
  p  領域テーブルを表示する
  q  変更を保存せずに終了する
  s  空の Sun ディスクラベルを作成する
  t  領域のシステム ID を変更する
  u  表示/項目ユニットを変更する
  v  領域テーブルを照合する
  w  テーブルをディスクに書き込み、終了する
  x  特別な機能 (エキスパート専用)

コマンド (m でヘルプ): pEnter

Disk /dev/hdb: 17.1 GB, 17179803648 bytes
255 heads, 63 sectors/track, 2088 cylinders
Units = シリンダ数 of 16065 * 512 = 8225280 bytes

デバイス ブート  始点   終点 ブロック  ID システム
/dev/hdb1       1   2039 16378236  83 Linux

コマンド (m でヘルプ):

fdiskコマンドの対話モードでの操作についてはこちら ハードディスクの取り付けと初期化 、およびこちら RAID用に新しいハードディスクを初期化する に実施例がありますので参考にしてください。

fdiskの対話モードで設定された内容はその場で反映されるわけではなく、

w Enter

と実行した段階で初めてドライブに書き込まれ、同時にfdiskの対話モードも終了します。

つまりドライブへの書き込み操作を行うまでは「設定値を考慮している」だけに過ぎませんので、必要以上に慎重になる必要はないということです。

設定を反映させずにfdiskの対話モードを終了するには、

q Enter

と操作します。

-l〜ドライブの状況を表示する

対話モードに移行せず、ドライブの状態を表示するには "-l" オプションで実行します。書式は、

fdisk -l [ドライブ名] Enter

です。

[root@web1 ~]# fdisk -l /dev/hdbEnter  ←プライマリ-スレーブのIDEディスクを指定。

Disk /dev/hdb: 17.1 GB, 17179803648 bytes
255 heads, 63 sectors/track, 2088 cylinders
Units = シリンダ数 of 16065 * 512 = 8225280 bytes

デバイス ブート  始点   終点 ブロック  ID システム
/dev/hdb1       1   2039 16378236  83 Linux

[root@web1 ~]#

[ドライブ名] を省略して、

fdisk -l Enter

と実行すると、その ホスト機 で利用可能なすべてのドライブの状況を一覧することができます。

このオプションは対話モードを開くのが面倒なときに利用すると良いでしょう。

mke2fs〜ext2/ext3 ファイルシステムを作成する

ディスクのパーティションを LinuxOS 標準の ext2 または ext3 形式にフォーマットする コマンド です。

現在でも ext3 のことを ジャーナリング付きext2 のように解説されることがあります。
もちろん間違いではありません。
また、ディスク情報を表示する アプリケーション の中には、ext2とext3を区別せずにまとめてext2として取り扱うケースもありますので注意してください。

旧来、LinuxOSではext2形式が一般的に使われてきましたが、現在はこのext2に ジャーナリング機能 と呼ばれる「ディスク障害時の復旧のための情報」を追加したext3形式が使われるようになっています。

mke2fsコマンドを使ってフォーマットを行うには、先にパーティションが確保されていなければなりませんので、必要に応じて fdisk コマンドなどでパーティションを確保しておきます。

また、 マウント 中のパーティションに対してはmke2fsコマンドは実行できませんので、 umount コマンドなどでマウントを解除しておく必要があります。

ext3形式でフォーマットを行う場合のコマンドの一般書式は、

"-j" ジャーナリング を意味します。

mke2fs -j [パーティション] Enter

です。

作業は "root" アカウント から行います。

[root@web1 ~]# mke2fs -j /dev/hdb1Enter
mke2fs 1.32 (09-Nov-2002)
Filesystem label=
OS type: Linux
Block size=4096 (log=2)
Fragment size=4096 (log=2)
2048000 inodes, 4094559 blocks
204727 blocks (5.00%) reserved for the super user
First data block=0
125 block groups
32768 blocks per group, 32768 fragments per group
16384 inodes per group
Superblock backups stored on blocks:
    32768, 98304, 163840, 229376, 294912, 819200, 884736, 1605632, 2654208

Writing inode tables: done
Creating journal (8192 blocks): done
Writing superblocks and filesystem accounting information: done

This filesystem will be automatically checked every 30 mounts or
180 days, whichever comes first. Use tune2fs -c or -i to override.
[root@web1 ~]#

ジャーナリングなしのext2形式でフォーマットする場合はオプションの "-j" を省略して実行します。

-c,-cc〜フォーマット時に不良ブロックのテストを行う

mke2fsでのフォーマット実行時に、ディスク上の不良ブロックの検査を行った後にフォーマットを実行するオプションです。

mke2fs -jc [パーティション] Enter

と実行すると「読み込みのみ」の検査を行い、

mke2fs -jcc [パーティション] Enter

と実行すると「読み書き」の検査を行います。

重要なデータを扱う ハードディスク をフォーマットするときは利用することをおすすめします。

ただし、大容量のハードディスクのフォーマット時にこのオプションを指定すると非常に時間がかかります。

実際にフォーマットが開始する前の「テスト」の段階であれば Ctrl + c でテストをキャンセルすることができます。

e2label〜ext2/ext3ファイルシステムにラベルをつける

ext2 及び ext3 フォーマットのパーティションの ファイルシステムラベル を操作する コマンド です。

コマンドの一般書式は、

e2label [パーティション] [ラベル名] Enter

です。

ファイルシステムラベル名は最大で16 バイト です。

ラベル名が付けられていない場合は新しいラベル名を付加し、既にラベル名が付加されている場合は[ラベル名]に変更されます。

ラベル名を消去したい場合は、

e2label [パーティション] "" Enter

と実行します。

既に付けられているラベル名を確認したいときは、

e2label [パーティション] Enter

と実行します。

作業は "root" アカウント から行います。

[root@web1 ~]# e2label /dev/hdb1Enter
         ←ラベルはありません。
[root@web1 ~]# e2label /dev/hdb1 part_1Enter
[root@web1 ~]# e2label /dev/hdb1Enter
part_1      ←ラベルが設定されました。
[root@web1 ~]# e2label /dev/hdb1 photoEnter
[root@web1 ~]# e2label /dev/hdb1Enter
photo       ←ラベルが変更されました。
[root@web1 ~]# e2label /dev/hdb1 ""Enter
[root@web1 ~]# e2label /dev/hdb1Enter
         ←ラベルが消去されました。
[root@web1 ~]#

ファイルシステムラベルは、例えば "/etc/fstab" の記述に使われます パーティションの自動マウントについて

ファイルシステムを利用しない場合に、

.
.
/dev/hdb1     /data   ext3   defaults   1 3

と記述するところを、 "/dev/hdb1" にファイルシステムラベル "part_1 が付けられていれば、

.
.
LABEL=part_1    /data   ext3   defaults   1 3

と記述することができるようになります。

"/dev/hdb1" などのパーティション名は ハードディスク などが物理的に取り付けられるインターフェースによってドライブ名とともに変化します ハードディスクのドライブ名について

一方でファイルシステムラベルはパーティションに固有に付加される認識名ですから、ハードディスクの取り付け位置や種類が変っても変化することはありません。

つまり "/etc/fstab" の記述をファイルシステムラベルで指定しておけば、ハードディスクの取り付け位置が変更になっても記述内容を変える必要がない、というメリットがあります。

特に、認識順でドライブ名が変わる可能性が高い USB 接続のドライブを扱う場合は必須の設定になります。

mkswap〜swap形式のファイルシステムを作成する

LinuxOS で利用する スワップ 領域を作成するコマンドです。

コマンドの一般書式は、

mkswap [パーティション] Enter

です。

mkswapコマンドを実行するには、swap形式でフォーマットしたいパーティションを fdisk コマンドなどで作成しておきますが、この場合は デフォルト の「Linux (ID=83)」を、「Linux スワップ(ID=82)」に変更しておく必要があります。

あまり利用する機会はないコマンドかもしれませんが、システム上のスワップ領域が不足してきたような場合にはお世話になるかもしれません。

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