このセクションでは自宅サーバーとしてLinuxを操作するうえでよく使うコマンドについて初心者/ビギナー向けに解説します。
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抜粋Linuxコマンドリファレンス

ディレクトリとファイルの操作+

ディスクとパーティションの操作

ディスクを初期化・編集する
ボリュームのチェックとマウント

テキストの操作+

ユーザーとアカウント管理+

ネットワークの管理+

システム・プロセス管理+

その他のコマンド+


df〜システム上のディスク容量を一覧する

稼働中の LinuxOS 上で利用可能なボリュームを表示し、 ハードディスク の容量と使用量を一覧する コマンド です。

通常はオプションも引数もなしで、

df Enter

と実行します。

[tanaka@web1 ~]$ dfEnter
Filesystem      1K-ブロック  使用  使用可 使用% マウント位置
/dev/hda3       1004052  189832  763216 20% /
/dev/hda1        101089   9264   86606 10% /boot
/dev/hda8       5178536   32876  4882600  1% /home
none          127080     0  127080  0% /dev/shm
/dev/hda9        101089   4133   91737  5% /tmp
/dev/hda5       4032092  1948892  1878376 51% /usr
/dev/hda7       1004024   16512  936508  2% /usr/local
/dev/hda6       3020140   94520  2772204  4% /var
[tanaka@web1 ~]$

デフォルト の単位は KB です。桁数が多くてわかりにくいときは、

df -m Enter

と実行するとMB単位で表示できます。

[tanaka@web1 ~]$ df -mEnter
Filesystem      1M-ブロック  使用  使用可 使用% マウント位置
/dev/hda3         981    186    746 20% /
/dev/hda1          99    10    85 10% /boot
/dev/hda8         5058    33   4769  1% /home
none            125     0    125  0% /dev/shm
/dev/hda9          99     5    90  5% /tmp
/dev/hda5         3938   1904   1835 51% /usr
/dev/hda7         981    17    915  2% /usr/local
/dev/hda6         2950    93   2708  4% /var
[tanaka@web1 ~]$

また、

df -h Enter

と実行すると、容量に応じて適切な単位で表示します。

[tanaka@web1 ~]$ df -mEnter
Filesystem     サイズ 使用 残り 使用% マウント位置
/dev/hda3       981M 186M 746M 20% /
/dev/hda1       99M 9.1M  85M 10% /boot
/dev/hda8       5.0G  33M 4.7G  1% /home
none         125M   0 125M  0% /dev/shm
/dev/hda9       99M 4.1M  90M  5% /tmp
/dev/hda5       3.9G 1.9G 1.8G 51% /usr
/dev/hda7       981M  17M 915M  2% /usr/local
/dev/hda6       2.9G  93M 2.7G  4% /var
[tanaka@web1 ~]$

dfコマンドの出力結果は、システムからのサーバー管理レポートメールにも掲載されています サーバー管理レポートについて

dfコマンドには他にも色々オプションがありますが、基本的には出力結果の表示形式に関することですので説明は割愛します。

mount〜ファイルシステムをマウントする

未マウント状態のパーティションなどを LinuxOS システムで利用可能にするための コマンド です。

通常LinuxOSでは、 ハードディスク CD-ROM などにアクセスを行うには、それらのデバイス上のパーティションが必ず "/(ルート)" 以下のディレクトリのどこかにファイルシステムの一部として マウント されている必要があります LinuxOSのディレクトリ構造について

"/etc/fstab" に記述されている場合はLinuxOSの起動時に自動的にマウントされますが ファイルシステムの自動マウントについて 、そうではないパーティションなどについてはmountコマンドを使って手動でマウントする必要があります。

X-Window でLinuxOSを使用している場合、CD-ROMや フロッピーディスク USB 接続のハードディスクなどのリムーバルメディアは、挿入や接続を行うと自動的にマウントされるようになっています。
もちろん、それらのデバイスがきちんと ハードウェア として認識されていれば、の話ですが。

例えば新しくハードディスクを追加したような場合は、 fdisk コマンドで領域の確保を行い、 mke2fs コマンドで領域のフォーマットを行っておく必要があります。

またマウントを行う場合は、 mkdir コマンドで予め既存のディレクトリ以下にマウントを行うためのディレクトリを準備しておく必要があることにも注意してください。

コマンドの一般書式は、

mount [マウント元] [マウント先ディレクトリ] Enter

です。

作業は "root" アカウント から行います。

以下は、新しく追加したハードディスク "/dev/hdb" に作成したパーティション "/dev/hdb1" "/data" 以下にマウントした例です。

[root@web1 ~]# mkdir /dataEnter
[root@web1 ~]# dfEnter dfコマンドについて
Filesystem      1K-ブロック  使用  使用可 使用% マウント位置
/dev/hda3       1004052  189832  763216 20% /
/dev/hda1        101089   9264   86606 10% /boot
/dev/hda8       5178536   32876  4882600  1% /home
none          127080     0  127080  0% /dev/shm
/dev/hda9        101089   4133   91737  5% /tmp
/dev/hda5       4032092  1948892  1878376 51% /usr
/dev/hda7       1004024   16512  936508  2% /usr/local
/dev/hda6       3020140   94520  2772204  4% /var
[root@web1 ~]# mount /dev/hdb1 /dataEnter
[root@web1 ~]# dfEnter
Filesystem      1K-ブロック  使用  使用可 使用% マウント位置
/dev/hda3       1004052  189832  763216 20% /
/dev/hda1        101089   9264   86606 10% /boot
/dev/hda8       5178536   32876  4882600  1% /home
none          127080     0  127080  0% /dev/shm
/dev/hda9        101089   4133   91737  5% /tmp
/dev/hda5       4032092  1948892  1878376 51% /usr
/dev/hda7       1004024   16512  936508  2% /usr/local
/dev/hda6       3020140   94520  2772204  4% /var
/dev/hdb1       16121156   32828 15269420  1% /data  ←/data以下に新たに/dev/hdb1がマウントされました。
[root@web1 ~]#

手動ではなく、 ホスト機 の起動と同時にファイルシステムをマウントしたい場合は、 "/etc/fstab" に記述します ファイルシステムの自動マウントについて

CD-ROM及びフロッピーディスクの場合は、それぞれ "/mnt/cdrom" "/mnt/floppy" がマウント用のディレクトリとして予約されています。

従ってこれらをマウントする場合は[マウント元]の引数は不要です。

これらを CUI の操作画面でマウントしたい場合は、

mount /mnt/cdrom Enter

mount /mnt/floppy Enter

と実行します。

NEC「得選街」

umount〜ファイルシステムのマウントを解除する

LinuxOS 上で マウント されているボリュームのマウントを解除する コマンド です。

コマンドの一般書式は、

コマンド名は "umount" です。
一般にマウントを解除することを 「アンマウントする」 と表現することもありますから、コマンド名も "unmount" と思いがちなので注意しましょう。

umount [マウント位置(ディレクトリ名)] Enter

です。

上記のmountコマンドとちょうど反対の動作を行いますが、umountコマンドの場合はマウントしているパーティションなどの指定は不要です。

作業は "root" アカウント から行います。

[root@web1 ~]# mount /dev/hdb1 /dataEnter
[root@web1 ~]# dfEnter dfコマンドについて
Filesystem      1K-ブロック  使用  使用可 使用% マウント位置
/dev/hda3       1004052  189832  763216 20% /
/dev/hda1        101089   9264   86606 10% /boot
/dev/hda8       5178536   32876  4882600  1% /home
none          127080     0  127080  0% /dev/shm
/dev/hda9        101089   4133   91737  5% /tmp
/dev/hda5       4032092  1948892  1878376 51% /usr
/dev/hda7       1004024   16512  936508  2% /usr/local
/dev/hda6       3020140   94520  2772204  4% /var
/dev/hdb1       16121156   32828 15269420  1% /data
[root@web1 ~]# umount /dataEnter
[root@web1 ~]# dfEnter
Filesystem      1K-ブロック  使用  使用可 使用% マウント位置
/dev/hda3       1004052  189832  763216 20% /
/dev/hda1        101089   9264   86606 10% /boot
/dev/hda8       5178536   32876  4882600  1% /home
none          127080     0  127080  0% /dev/shm
/dev/hda9        101089   4133   91737  5% /tmp
/dev/hda5       4032092  1948892  1878376 51% /usr
/dev/hda7       1004024   16512  936508  2% /usr/local
/dev/hda6       3020140   94520  2772204  4% /var
 /dataがアンマウントされてdfコマンドで表示されなくなりました。
[root@web1 ~]#

umountコマンドは「マウントを解除する」だけなので、マウントポイントであるファイルシステム上のディレクトリが削除されることはありません。

また、マウントを解除されてもパーティションの内容はそのまま残りますから、もう一度マウント作業を行えば中のデータを利用することができるようになります。

CD-ROM及びフロッピーディスクの場合も同様に、

umount /mnt/cdrom Enter

umount /mnt/floppy Enter

と実行します。

NEC「得選街」
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